
妊娠期間中は、体調の変化や不安もある一方で、家族や友人と一緒にお祝いできる素敵なイベントもたくさんあります。
今回は、妊娠中に行われる代表的な行事を時期順にご紹介します。
日本ならではの伝統的な風習から、近年人気のイベントまで、妊娠期間をより豊かで思い出深いものにするきっかけにしてみてくださいね。
安産祈願
時期:妊娠5か月頃
安産祈願とは、妊娠したことに感謝し、母体と赤ちゃんが無事に出産を終えることを願う日本独自の伝統的な風習であり、一般的に、妊娠5ヶ月目に入る最初の「戌(いぬ)の日」に神社やお寺で腹帯を巻く「帯祝い」と一緒に行われます。
【安産祈願に行く際の服装のマナー・ポイントは?】
・体調を考慮した服装
ワンピースやウエストゴムタイプのスカートやパンツなど
・カジュアルな服装や派手な服装は避ける
Tシャツやスウェットなどのカジュアルすぎる服装は避けるようにしましょう
【おすすめの服装】
・夏場は通気性の良いワンピースで 涼しく
・冬場は身体を冷やさないようウエストゴムのレギンスを履くとよいでしょう

ベビーシャワー
時期:妊娠7~8か月頃
ベビーシャワーとは、出産を控えた妊婦さんのために開催するパーティーのことです。これから生まれてくる赤ちゃんやママに向けてシャワーのように愛情を降り注いでお祝いするという意味があります。
【主催者がしなければならないこと】
① テーマ決め
まずは妊婦さん含め、幹事のみんなでパーティーのテーマや方向性を決めていきましょう。どのようなテーマで、どのような人々を呼んで、どんな内容のパーティーを開催したいかを決めます。
テーマカラーを絞り、メインカラーを1色、サブカラーを1~2色にすると統一感が生まれおしゃれに見え、写真映えするでしょう。
② 招待客のリストアップ/スケジュール調整
招待客をリストアップしスケジュール調整をしましょう。余力があれば招待状を作成し、招待客に送付するのもいいですね。最近では、手軽にSNSでのお知らせが一般的かもしれません。
③ 会場装飾
おむつケーキやバルーン、ガーランド、花などを飾れば、一気にパーティーらしくなります。

【参加者がしなければならないこと】
参加者は、妊婦さんへのプレゼントを準備します。金額相場は妊婦さんとの関係性によって変わりますが、3,000円~5,000円程度が一般的です。
抱っこひもやベビー服、おむつケーキなどが喜ばれるでしょう!

マタニティフォト
時期:妊娠7~9か月頃
【準備するもの】
① 衣装
・おなかを出すチューブトップや水着が定番
・お腹が隠れるマタニティドレスや、普段使いできるワンピース、Tシャツやニットワンピースなども上品な写真になります。
② 撮影小物
エコー写真、赤ちゃん用のおもちゃや靴、バルーンなどが人気です。
また、おなかにペイント を施すのも人気です。その際は、ボディペイント用品やシールなども用意しましょう。
③撮影機材
スタジオ撮影
・スタジオではレンタル衣装が用意されている場合があり、マタニティフォト用の機材も揃っています
・セルフ撮影
自宅などでセルフ撮影する場合は、カメラや三脚、照明機材などを自分で準備する必要があります。三脚があることによって、両手が空くため写真の構図の幅が広がり、おすすめです。

ジェンダーリビール
「ジェンダーリビール(Gender Reveal)」とは、赤ちゃんの性別を家族や友人に発表するイベントのこと。
性別がわかるのは妊娠中期(おおよそ妊娠16〜20週頃)以降が多いため、安定期に入ったタイミングでジェンダーリビールをする方が多いようです。
最近では、ケーキの中の色やバルーンなど、さまざまな演出方法があります。
サプライズ感があり、家族の絆が深まる特別な時間になります。
(ジェンダーリビールの詳しい方法や人気アイデアはこちらの記事もチェック!)
まとめ
妊娠中は、体調の変化や不安もつきものですが、家族や友人と一緒に過ごすイベントを通して「新しい命を迎える喜び」を実感できる大切な期間でもあります。
行事を通して、これまで以上に家族の絆を感じたり、支えてくれる人の優しさに気づいたりと、心が温まる瞬間も多いはず。
すべてを完璧にこなす必要はありません。体調や気分に合わせて、できる範囲で“今しかできない時間”を大切にしてみてください。
妊娠期の思い出は、きっと出産後もあなたの心を励ましてくれる宝物になるはずです。