【海外ニュース】授乳はお母さんと赤ちゃんにどんなふうにいいの？？ │ Sweet Mommy Column

はじめまして。
今回は、nagisaさんに代わって、スウィートマミースタッフ４か月目のimaiがお送りいたします。
なにか海外の子育てニュースがあったら教えてねと言われてネットサーフィンを楽しんだ結果見つけた記事をご紹介します。

Baby centerというJohnson & Johnsonが利権を持つアメリカの育児支援で記事になっていたHow breastfeeding benefits you and your babyという記事(
http://www.babycenter.com/0_how-breastfeeding-benefits-you-and-your-baby_8910.bc
)。

題名を訳すと、授乳はお母さんと赤ちゃんにどのような益を成すか。

なにかと授乳の利点が取り上げられている記事は多々あり、色々読んでフムフムしていたのですが、母乳は赤ちゃんが人生の一番最初の6か月に必要な栄養が含まれていると言い、アメリカ小児学会はその時期の母乳育児を推奨しているそうです。

それを前提にアメリカではなぜ母乳育児が、赤ちゃんやお母さんにどのような利益を与えると言われているのかを7つ上げていましょう！

１つ目は、母乳には赤ちゃんを様々な病気から守る効果があると言われています。
母乳には、免疫力を高め、赤ちゃんが病気になるのを防ぎます。これは、授乳後も継続する効果で、お母さんの免疫のあるものは、だいたい赤ちゃんにも引き継がれることになります。また、耳や呼吸器の感染を起こすことも減ると言われています。

２つ目は、母乳は赤ちゃんを、アレルギーから守ります。
母乳にしかない免疫成分が赤ちゃんの腸に保護膜のようなものをつくり、食べ物へのアレルギー反応を少なくします。

３つ目は、母乳は、赤ちゃんの知性を高めます。
専門家は、授乳中のスキンシップによる絆だけでなく、母乳に含まれる脂肪酸が知性向上に影響を与えていると考えているそうです。研究では、母乳で育った赤ちゃんの方が５歳の時点で母乳で育たなかった赤ちゃんより語彙力が高いという結果がでたそうです。

４つ目は、母乳は赤ちゃんを肥満から守るそうです。
これはとても肥満大国アメリカらしい研究ですね。
専門家が分析した結果、食欲や脂肪を調節するホルモンを母乳で育った赤ちゃんの方が多く持っているなどの理由で、そのように結論付けたそうです。

５つ目は、母乳育児は、赤ちゃんのSIDS(乳幼児突然死症候群)の確立を低下さるとのことです。
ドイツの研究では、１か月間完全に母乳で育てるとSIDSの可能性を半分に減らすことができるとしています。

６つ目は、母乳育児は、お母さんのストレスや産後うつ病のリスクを減らします。
これは、記録を元に統計をとった結果、このような結果になったと言います。理由としては、授乳中にオキシトシンという、癒しホルモンが授乳をすると分泌されるからだそうです。

７つ目は、授乳は、お母さんの乳がん、卵巣がんなどになるリスクを減らすそうです。特に１年間授乳することは、乳がん予防にとても効果があるようです。

以上がアメリカの育児支援サイトで記事になっていた授乳の利点です。

他にも、調べれば授乳の利点はざくざく出てきます。
また難点も出てきます。

福岡市の「久保田産婦人科麻酔科医院」院長の久保田史郎先生によると、赤ちゃんの重度の黄疸は、母乳だけでは栄養が足りない場合になってしまうとしています。
お母さんへの負担もありますし、
一概に母乳で育てれば完璧とは言い難いようです。

私が色々調べ、一番これはのせたい！と思ったのは、産婦人科医の宋美玄先生のブログの「母乳育児のメリット、デメリット」という記事（http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=55226）の

「完全母乳でも、混合でも、人工栄養でも、母親が笑っているのが一番ですよ、と患者さんに言ってきました。」

という一節です。