一昔前までは、マタニティウェアといえば「いかにも妊婦さん」といった感じのデザインが多かったですが、今ではオシャレなものも増えてきましたよね。マタニティウェア専門のブランドだとバリエーションも豊富で可愛いのがいっぱい!
だからこそ悩むのが、いつからマタニティウェアにすれば良いのかというところ。特に、お腹が大きくなり始める妊娠中期までは、何を着たらいいのか悩むことが多いのではないでしょうか。
服がキツくなかったら普通の服でOK?お腹が締め付けられる服は危険?など、疑問や不安も出てきます。今回はそんなマタニティウェアについて、選び方や注意点を解説!服装に悩んでいる妊婦さんは、ぜひ参考にしてみてくださいね!
マタニティウェアは妊娠初期からがオススメ!
妊娠初期は、外見からは妊娠していると分かりづらく、お腹もまだ出ていません。なので通常の服で過ごすことも多いですが体型の変化は確実に起きていて、つわりもきつい時期です。中には下腹部が張ったり便秘がちになったりで、早くも普通の服がキツいと感じる人も。
妊娠中はストレスを極力抱え込まない方がいいので、そんな時に締め付けの強い服を着ていると、体調が悪化する恐れがあります。それでも正直お金がかかる時期だし、体型がさほど変わっていないのにマタニティウェアは早すぎない?と思ってしまいますよね。でも、妊娠初期こそ実はマタニティウェアの買い時です!
マタニティウェアと聞くと妊娠中専門の服装というイメージが強いですが、妊娠中だけでなく産後も着られるものが多くあります。デザインだけでなくシルエットや素材にこだわったアイテムがたくさんあるので、お腹がそれほど出ていない状態でも、綺麗に着こなせるデザインに仕上がっているのです。
例えば、ボトムはサイズ調節幅の広いものを選ぶと産後まで長く着用できますし、つわりがひどくて少しの締め付けも無理という場合は、ゆったりしたワンピースやサロペット、サスペンダー付きボトム、ゴムウエストの服がおすすめです。
マタニティウェアが本格的に必要になる妊娠中期から
妊娠初期に体調が安定していた人でも、本格的にお腹が出てくる妊娠中期(妊娠5ヶ月頃から)にはそろそろマタニティウェアが必要です。今まで着れてたのにキツくなってきてツラくなってきたと思うのが妊娠中期からで、お腹が前にせり出してくると、普通のトップスでは前だけ丈が足りなくなり、ボトムはウエスト位置がどんどん下がってシルエットが不格好になってしまいます。
快適さもオシャレさも求めるなら、この時期のマタニティウェアは必須アイテムとも言えます。特にウエスト周りが伸縮性のあるマタニティーパンツやスカート、服だけでなくマタニティーブラや下着が必要になります。妊娠中でもシルエットをスッキリ見せたいなら、普通のオーバーサイズの服よりも切り替えデザインのワンピースを着たり、マタニティ用にラインを調整したボトムを選んだりするのがおすすめです。
マタニティウェアでも、服のテイストは豊富に揃っています。普通の服を無理して着て、体に負担をかけないようにしましょう。着たはいいけど、朝よりむくみがひどくなって脱げない!なんてことにもなりかねませんよ。
何が必要?あると便利なマストアイテム
手持ちのアイテムをすべてマタニティウェアに、というのはちょっと現実的ではありませんよね。せっかく買うなら、着回せて長く着用できるものを選びたいところです。ここではあると絶対便利なマタニティウェアのアイテムをご紹介!注意したい点もあわせて参考にしてくださいね。
マタニティパンツはマスト!
パンツはマタニティウェアで欠かせないアイテムです!お腹が目立ち始めたらまず準備しましょう。大きなお腹をゆったり包んでくれる股上が深いのがマタニティパンツの特徴的なデザインなので、座った姿勢でもお腹を圧迫しません。生地にストレッチ性のあるものが多いので、締め付けのストレスからも解放されます。
通勤に対応したきれいめデザインからデニムまで、幅広いラインナップがあるので、普段よく着るアイテムと同じような系統を選ぶのがおすすめです。皮下脂肪が増える妊娠中は、ピタッとしたスキニーであればウエストゴムがあるタイプのものやストレッチ素材のものがおすすめ!また太って見えそうと敬遠しがちの腰回りにゆとりがあるテーパードも実はスッキリ見えやすいシルエット重視のアイテムがたくさんありますよ。
妊娠中の短期間だから、、と思っていても体型が戻るまではマタニティパンツはずっと使えるのでお腹の大きさに合わせて調整できる「アジャスターつき」や「折り返しができる伸縮性が優れたもの」を選びましょう。
1枚でオシャレが決まるワンピース
マタニティウェアの定番であるワンピースですが、近年はマタニティっぽくないデザインが急増中!ストンとしたゆったりシルエットばかりでなく、ウエストやバスト下が絞ることができるようにリボンやサイズ調整ができるデザインも多いです。
オシャレなだけでなく、産後の授乳に対応していたり、前開きで診察がスムーズだったりと機能面も充実。なによりお腹まわりの締め付けがないので、体への負担を最小限にできるアイテムです。冷え防止のためにマタニティ用レギンスやタイツなども一緒に購入しましょう。季節の変わり目や室温の調整に便利な、カーディガンやパーカーなどの重ね着ができるアイテムを用意すると体調管理にも便利です。
きれいめスタイルに欠かせない、ウエストゴムのスカート
お腹が出てくると、スカートスタイルは難しそうなイメージがありますよね。でも、ウエストゴムのものを選べば位置を自由に調節できるので、一枚できれいめからカジュアルまで着回し可能です!
マタニティ用ではない普通のトップスでも、お腹がきつくなければスカートにインして着ることができます。ゆるめのトップスや丈が長いスリット入りトップスなどと合わせればトレンドスタイルが作れますね。シンプルなデザインなら通勤にも普段着にも着回せるので、一着あると重宝します。
素材選びに注意!
マタニティウェアのマストアイテムをご紹介しましたが、ここで注意したいのが素材選びです。妊娠初期のうちに買い揃える場合、妊娠後期には季節が逆になってしまいます。例えば、1月に妊娠が判明した人は多くの場合、8月~9月頃が出産予定日となるでしょう。
ずっと着回す予定で買ったマタニティボトムがポカポカ系アイテムだと、本格的にマタニティウェアが必要な時期には暑くて着られなくなります。長く着たいボトム系は、なるべくシーズン問わずに着られる素材を選ぶのがおすすめです。
ワンピースも、サロペットのような着回しアイテムは通年着られる素材を選ぶと、妊娠中フルで着用することができます。レギンスやタイツ、インナーは季節に合わせて選べば、季節ごとのオシャレを楽しむことができますよ!
また妊娠中はホルモンバランスや代謝の変化により肌が敏感になるので、刺激の少ないコットン素材は肌に優しく快適に過ごせますよ。コットンが多く含まれているものを選ぶとよいでしょう。
マタニティウェアはいつまで着られる?
出産後しばらくは、体型がすぐには戻らないため、マタニティウェアを着続けることが多いです。特に産後1~2ヶ月程度は、まだお腹が妊娠中と同じように大きいこともあり、マタニティパンツやゆったりとしたトップスやワンピースが役立ちます。
産後半年から1年程度で体型は徐々に戻っていきますが、産後はホルモンバランスの急激な変化で肌が敏感になっていることもあるので、肌に優しい素材が使われているマタニティウェアはまだまだ強い味方になりそうです。
授乳期は授乳口付きのマタニティワンピースやマタニティトップスを使い続けると便利です。前開きタイプやカシュクールタイプの授乳口は、特に授乳服と気づかれにくいデザインなので、産後もずっと着られるでしょう。
まとめ:一番大事なのは「体に負担がかからないこと」
マタニティウェアは、妊娠中いつから着てもOKです。伸縮性があって締め付けがなかったり、お腹が大きくなっても脱ぎ着しやすいデザインだったりと、妊娠生活がとにかく快適に過ごせるような作りとなっています。
妊娠中は体調が変わりやすいだけでなく、お腹の赤ちゃんのことも気遣いたいですよね。不要な締め付けは気分が悪くなったり、血流の悪化でむくみがひどくなったりします。また、サイズ感が合わず動きにくい服を着ていると、転倒やお腹をぶつけるといったリスクが高まることに。
無理して手持ちの服で済ませようとすると、必ずどこかに負担がかかります。大切な時期なので、とにかく体に不要な負担をかけないことを最優先に考えましょう。なるべく早い段階からマタニティウェアを利用すれば、快適に過ごせてオシャレもできるので一石二鳥ですよ!今着ている服に少しでも負担を感じていたら、さっそくマタニティウェアを探してみましょう。