
妊娠初期のつわり、ほんとうにつらいですよね。
吐き気、匂い、眠気、食欲不振…何をしていても気分が落ち着かず、「いつまで続くの?」「どうすれば少しラクになるの?」と悩む方も多いはず。
この記事では、つわりのタイプごとに役立つかもしれない対処法を、整理してまとめました。
「これならできるかも」と思えるヒントが、ひとつでも見つかるとうれしいです。
つわりの症状は人それぞれ
妊娠初期に感じるつわりの症状は、人によってさまざまです。
- 吐き気が続く「吐きづわり」
- お腹がすくと気持ち悪くなる「食べづわり」
- においに敏感になる「匂いづわり」
- 強い眠気やだるさを感じる「眠りづわり」
症状がひとつだけとは限らず、いくつかが重なる場合も。中には、症状が日ごとに変わる人もいます。
吐きづわりのときは「食べられそうなときに、少しずつ」
吐き気がつらくて何も食べられない…そんなときは、食べられそうなタイミングに、食べられそうなものを少しずつ試してみてください。
朝起きたときにクラッカーやあめをひと口。
ゼリーや冷たい果物、炭酸水など、口当たりのよいものが楽に感じることもあります。
食事は「しっかりとる」よりも、「つまむ」くらいの気持ちで十分です。
食べづわりのときは「空腹を避ける」ことがカギ
お腹がすくと気持ち悪くなるタイプのつわりでは、ちょこちょこ食べが助けになります。
一日三食にこだわらず、1〜2時間おきに軽く口にできるもの(ビスケット、グミ、ナッツなど)を用意しておくのもおすすめ。
バッグや枕元に非常食を忍ばせておくと、急な空腹にも安心です。
匂いづわりには「避ける・ゆるめる・香りでリカバリー」
ごはんのにおいや洗剤の香りなど、普段は気にならなかったにおいが突然ダメになることも。
無理して我慢せず、キッチンや洗面所などの換気を意識してみたり、調理の回数を減らす工夫(電子レンジや冷凍食品活用)もおすすめです。
また、レモンやペパーミントなどの香りをハンカチやマスクに少しだけ付けると、気分転換になることもあります。
眠りづわり・倦怠感には「何もしない日」も必要
とにかく眠い、だるい、動きたくない…そんなときは、何もできない自分を責めないでくださいね。
「今日は横になって過ごす日」と割り切ってしまうのもひとつの選択肢です。
動くときはゆっくりと、休憩をこまめに。小さな家事やお仕事も「全部やらなくていい」と思えるだけで、心がラクになります。
つわりを少しラクにする、ちいさな工夫いろいろ
- ツボ押しリストバンド(手首の内側にある内関のツボをやさしく刺激)
- ミントやレモン風味の飴・タブレット
- お気に入りのアロマや香りつきシート
- 保冷ボトルで冷たい飲み物を常備
- ごはんの準備は宅配・レトルト・冷凍食品に頼ってOK!
どれも「効くかも」と感じたものから、無理なく取り入れてみてくださいね。
さいごに 今は「がんばらない」ことも選択肢
つわりの時期は、がんばるほどつらくなることもあります。
少しだけでも気分が軽くなる方法があれば、それだけで十分。
どうか今は、つらさをひとりで抱え込まずに、少しでも自分の心と体がホッとできる時間を大切にしてあげてくださいね。